【認定NPO法人 Dialogue for People代表 佐藤慧さんとの対談記】EYEAmWatchingインタビュー報告
- EYEAmWatching Official
- 2022年7月26日
- 読了時間: 3分
先週の土曜日(7月16日)に、EYEAmWatchingのメンバー3人で、
認定NPO法人のDialogue for People代表を務めておられる、佐藤慧さんにお話を伺ってきました!
Dialogue for Peopleさんは、世界から目を向けられることの少ない地域や環境に生きる人々を、”人”に焦点をあてて取材し、写真や動画・文章などの様々な媒体を通して、少しでも「無関心」を「関心」に変えようと発信をしている団体です。
つい先日、1か月を超える長期の海外取材を終えたばかりだという佐藤さん。
取材の様子も含め、「伝える」という立場にいる佐藤さんにとって、戦争がどんなものか、
そして現地の人たちにはどう映っているように見えるか、たくさんお話を伺いました!
直接事務所にお邪魔し、向かい合ってお話しすることができて、言葉でや表しつくせないくらいの刺激を受けることができました。やはり、人と向き合って対談することの大切さを感じました。
今回は、インタビューに行ったメンバーの感想を紹介したいと思います。インタビュー内容が垣間見れるかも?!
まこ
実際に現地に行って本当にいろんな光景を目の当たりにしてきた人だからこそ凄く視点が多様で、質問がいくらでも湧いて出てきました。それと同時に、「伝える」活動をされていると、誰かの思いや状況をその場で感じ取り、ご自身を介して伝えることが多いからこそ、ジャーナリストというのは、自分がどこにいるのかわからなくなってしまいそうなお仕事だとも感じました。全ての人を、「人」として見る、というのはとてもシンプルで、でもほとんどの人が怖くてできないように思います。ある一定の枠があった方が、自分の知識の中から知らない人でも「だいたいこうかな」と想像できるからです。だから、メディアは私たちが持っている知識にあてはめて考えやすいように、なんらかの括りにまとめて、戦争の報道をするのだと思いました。でも、果たしてそれは本当にその人のことを知れていることになるのかというと、全くそうではないと思います。人1人を知るにも、かなりの勇気と覚悟が必要なのだなと感じました。
かやの
私たちが普段メディアを通してみる情報に実際に現地で触れている方から直接お話を伺うことができ、とても濃い時間を過ごさせていただきました。お話の中で、もっとも心に残ったには「日本のパスポートを持つ私たちだから伝えることができる」ということです。「平和」な日本に住む私たちが戦争や紛争の現状を発信し周りへ伝えてゆく意義、そして発信する側の情報との向き合い方などとても根本的な部分について深く教えてくださいました。この対談を通して、草の根活動の重要さについて改めて学ぶことができ、私自身にはなかった視点が新たに生まれたような気がしました。
みつき
とても貴重で、興味深い取材でした。佐藤さんのこれまでの活動と経験のお話を聞く中で、幸運にも日本に住んでいる自分たちが知らないだけで、今回のウクライナでの戦争が起こる前から世界中では多くの戦争、紛争が起きているのだという事実を知りました。頭で考えれば、調べれば、昔から各地で紛争が起きているのは認識できたけれど、実際に現地に行って取材をされている佐藤さんからお話を聞くことで、認識することではなくよりリアルな「知ること」につながったと感じました。

インタビューの後、佐藤慧さんと、直接お話したメンバーと。(一部顔出しを控えさせていただいています)
Dialogue for People さんのSNS
Website: https://d4p.world/
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